ビジョン奈良 奈良の将来ビジョンをつくるフォーラム
 

政策提案具体例


 提案タイトル 現状と問題点 将来像(目指すべき奈良の姿) 必要な施策
 1-10
地域づくりに向けて、目的と責任感をもって行動する高齢者の育成
 ◇殆どのリタイア層は、リタイア後の人生を如何に生きるべきかを考えることなく、貴重な時間を無駄に費やしている。
◇一方で、住んでいる地域には様々な問題が山積みしており行政だけで対応できる状態ではない。
◇高齢者の意識改革は頭だけではなく、行動も変えていく必要がある。
 ◇殆どのリタイア層は、リタイア後の人生を如何に生きるべきかを考えることなく、貴重な時間を無駄に費やしている。
◇一方で、住んでいる地域には様々な問題が山積みしており行政だけで対応できる状態ではない。
◇高齢者の意識改革は頭だけではなく、行動も変えていく必要がある。
 ◇行動的な高齢者の育成・指導・定着を、実践の中で行うとともに、その活動の継続性を確保するためのノウハウの提供やインセンティブの付与等行うための機関を設立する。
◇リタイア後も東京に住みついている奈良県出身者にUターンを促す施策も合わせて行う。
 1-5
大学の充実による産業・教育の向上
 ◇奈良県の大学には技術系(理学系・農学系)大学が少ない。工学系大学はない。
◇奈良県から県外大学へ行く人が多い。県内大学入学者に占める自県出身者の割合は20.3%(全国46位)
◇奈良県が今後生きていくためには国際競争力が必要
 ◇技術系学部を誘致し、大学の基礎技術と企業を結びつけ、ヒト・モノ・カネが流れる奈良県を創り上げる。また、農業系学部を誘致し、林業の有効活用を行う。
◇魅力ある大学をつくり、県内から奈良県の大学への進学率をアップさせる。さらに、県内企業に就職できるルートをつくり、県人口を増加させ活性化させる。
◇海外からの留学生・研究者を積極的に受け入れ、国際的な視点で考える雰囲気をつくり、国際競争力を高める。
 ◇奈良先端科学技術大学院大学は「けいはんな」の大学・企業と連携しつつ研究を進める。
◇新規大学の設立または県立大学等既存大学を充実させることにより以下の施策を進める。
1)工学系大学を北中和地域に誘致し、産学連携を図る。
2)県南部地域に農学部キャンパスをつくり、奈良県の林業等を応用した技術を研究する。
 1-18
地域間連携の構築
 ◇イベント事業で、地域の人に笑顔が戻った、観光客がたくさん来た、は素晴らしいことであるが、それは一時のことで、地域の新産業にはならない。
◇奈良県各地域は、自己完結するばかりで、連携意識が弱すぎる。

 ◇長期を見通して地域振興を考えるならば、地元に常にあるものか、人を呼べる新しい価値創造が必要であり、それを連携させて様々な魅力のある地域を創ることが本質である。
◇奈良県全域で地域がしっかり連携する意識、市民団体レベルで周辺地域や県全体と連携する活動がある状況を創出する必要がある。
 
 2-2
子育て世代の女性によるテレワーク新産業の創出
◇子育て世代の女性の中にも多くのテレワーク従事者が存在する。
◇子育て世代の女性は、就労面で不利な状況にあり、また、子どもを抱えてのテレワークは、女性の能力を十分に発揮させていないことが考えられる。
◇奈良県各地域で、空きオフィスが目立ち、公的施設の遊休化も進んでいる。
 ◇子育て世代の女性が集まり、共働して、安心して、集中して仕事に取り組め、新産業を生み出す奈良◇保育所つきテレワーク・インキュベータの整備
◇テレワーク・インキュベータへのコーディネータの配置

 4-14
宇陀の高原地帯を歴史・文化・アウトドアの聖地化?連携した総合力がある観光リゾ―トとする
 ◇宇陀市・宇陀郡は、観光資源がたくさんありながら連携がとれていない。
◇例えば、室生寺、宇陀アニマルパーク、曽爾高原は、それぞれ車で30分の距離にあるが、ターゲットは「歴史・寺社愛好家団体」「動物好き家族」「アウトドア派」に分かれ、それぞれが日帰りツアー状態になっている。
 ◇少なくとも夏場は、それぞれが集客を見込める「家族向け資源」「歴史文化広報」「名物料理と温泉」の3本柱と宿泊所を強化し、連携できれば宇陀だけでも1?2泊の観光ルートが成立する。 ◇観光シーズンに、各地間を自治体シャトルバスや奈良交通で繋ぎ、農家民泊など宿泊所整備をすることができれば、地元への経済効果も期待できる。冬場も料理を強化して「ゆっくり、ゆったり」を売りにする。
 4-17
子どもたちによる「お迎え」マップの作成
 ◇奈良県各地域では、「お迎えしてもらったという気にならない」「着地での観光情報がない」といった問題がある。
◇奈良県では、子どもたちと地域社会との関わりが希薄である。
◇鉄道・バスを利用した時、特に運行本数の少ない路線では、乗継ぎが悪い場合などに無駄に待ち時間を過ごさざるを得ない状況がある。
 ◇子どもたちが、住んでいる地域を紹介する手づくりマップを作成し、駅等に置き、「お迎えの気持ちを表す」「着地での観光情報を提供する」ことが、各地域であたりまえに行われている状況
◇マップに、地域情報を掲載することにより、駅付近の散策→駅付近の観光資源の充実→駅付近の活性化→街の活性化へとつなげることも可能となる。
  ◇小中学校の子どもたちが地域を紹介する手づくりマップの作成を授業として行う。
◇手づくりマップの次のステップでは、ホームページの作成も望まれる。これについても、コンピュータの授業に取り入れてもらう。そのためには教育委員会への働きかけが必要である。
注)この表は、寄せられた政策提案の要点を示したものです。