まほろば研究センターの活動状況紹介(2012年7月10日現在)
◇まほろば研究センターは、2012年2月から本格的な活動を積み重ねています。
◇現在、「生駒地域産業ビジョンづくり研究会」「県民研究員制度づくり研究会」「奈良24ヶ所めぐり研究会」「逞しい子どもを育てる研究会」を設け、議論と調査研究を進めています。いずれも、『奈良の将来ビジョン-県民からの129の提案-』(2012年1月発行)に示した提案を具体的に検討し、奈良に定着させられる新たな仕組みを創りだそうとするものです。
1.生駒地域産業ビジョンづくり研究会
◇既に5回の研究会(生駒市内視察を含む)を実施し、これから、地域産業ビジョンの原案づくり、先導プロジェクトの抽出・提案を行う段階に入ってきました。
◇生駒市は、大阪のベッドタウンとして発展してきました。このため、産業が極めて弱い地域です。今後とも住宅都市としての発展を持続できるとは限りません。新たな産業を興すことが望まれます。
◇住宅都市の多くで重点を置いている福祉・教育・環境政策であっても、それに産業開発の視点を加えることにより、新産業が生まれる可能性も検討しています。生駒市には、すばらしい能力をおもちのリタイアド層や子育て世代の女性が多く住んでおられ、「市民のポテンシャルを活かし、独自の産業支援ネットワークと新産業を創る生駒づくり」が可能であることを示したいと考えています。
2.県民研究員制度づくり研究会
◇これまでに、奈良の環境保全の状況、奈良県内の環境保全団体の状況、他地域における県民研究員制度類似事例の把握などを行いました。
◇これからは、県民参加による自然環境保全の理念・基本方針の検討、自然・生物の調査・目録化の項目・手法の検討、自然・生物の観察・調査ガイドブックの作成項目の検討などを進めていきます。
3.奈良24ヶ所めぐり研究会
◇まほろば研究センターのメンバー、奈良の将来ビジョンをつくるフォーラムのメンバーから、奈良の魅力スポットに関する情報を128件もいただきました。いずれも、いわゆるメジャー観光スポットと言われる場所ではありません。奈良には、こんなにも、魅力的なスポットがあるのかと、今さらながら驚いています。
◇この情報をもとに、奈良の将来ビジョンを巡るルートの検討に入っていきたいと考えています。
◇なお、皆さまから、さらなる情報をいただきたく、よろしくお願い申し上げます。
4.逞しい子どもを育てる研究会
◇奈良の子どもたちの現状、子どもたちが置かれている状況を把握するとともに、逞しい子どもの概念を議論してきました。
◇現在、逞しい子どもを育てるにはどうすれば良いのか、奈良らしい方法はどんなことが考えられるか等について、皆さまからの提案を募っています。乳児期?高校期までの成長期ごとに、現状・教訓・当面の具体策・あるべき姿(理想像)に関して、皆さまのお考えをお聞かせいただきたく、よろしくお願い申し上げます。
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